人間観察が趣味って言う奴は、自己分析が出来ていない

私って趣味だと胸を張って言えるものが、あんまりないんだけど。

例えば、明日から一年間それを完全に禁止!ってなった時に、「いや、それは絶対に困る!」って思うものが、趣味だと言えるんだろうか。

私の場合、そうだな・・・ゲーム(実況動画を含む)、音楽鑑賞、文章の読み書き・・・といったところか。これらは、本当に取り上げられたら困るなぁ。

ゲームはやらない日もあるし、音楽も聴かない時が割とあるけど、文章の読み書きだけは、完全に封じられたら気が狂うかも知れん。早い話が、活字中毒なんだわ。2ちゃんのくだらん書き込みでさえ、面白くて仕方ない。

読むだけじゃなくて、書くのもね。ブログの他にも、ツイッターでも書いてるし、文章を書かない日というのは基本的に存在しない。

ネットで必ず文章は読むし・・・あ、ネットも趣味に入るのかな。

全然知らない人のブログを読むの、結構好き。まぁ、自分にとって面白いブログを見つけ出すのは、至難の業だけどね。それだけに、発見できた時の歓びは、財宝発掘に等しい。

結局、人に細々と自分の趣味を説明するのは面倒なんで、訊かれたら「読書が趣味です」で基本は統一してるけどな。言葉にはしないが、本に留まらず、あらゆる活字及び文章作成が好きというニュアンスで話している。もちろん、伝わっている訳がない(笑)

作家まで訊かれたら、太宰治村上春樹でだいたい済む。最近の作家はって訊かれりゃ、伊坂幸太郎って言っておけばいいし。作家としては相当にベタだが、最近の奴らはそれすら読んでいない。「へぇ、そうなんだ(全然解っていない)」で終わる。

私は別に読書が教養を深めるとは思わないが(だって基本は娯楽だし)、活字に積極的に触れることで、最低限の語彙を身に着けることには繋がるだろう。君がもし10代の若者だとしたら、小説は山ほど読みなさい。素晴らしい明治・大正・昭和の作品がいくらでもある。もちろん平成の名作もあるにはあるのだが、作家が平凡で順風満帆な生活しか送っていないので、まるで深みがない。まぁ、それでも何も読まないよりはマシだが。

作風は純文学が好きだったはずだが、色々と最近のを読んでいると、純文学の定義がよく解らなくなってきた。奇を衒ったのばっかりだしな。私としては、より深くまで人間の精神、心に迫り、人間とは何か?人間はどこへ向かうべきなのか?といった哲学的で深遠なテーマを扱っている分野だと思っていたのだが、近年はどうも様子が違うようで困っている。

まぁ、長々と書いてみたが、こうして自己分析するのも趣味の一つらしい。