笑いの話27

別にプロの芸人じゃないんだから、笑いを取るのに度を超えたボケもツッコミもいらないんだよ。

物凄く何気ないことだけど、よくよく考えてみるとメチャクチャ面白いっていうのが究極だから。

やっぱり個人的にも、普通の会話をどれだけ面白く出来るかっていうのが生涯テーマですね。

Aと見せかけて実はBと思わせて何とCでした!くらいがちょうどいい。これでFぐらいを唐突に持ってくると、飛びすぎてて訳が解らなくなる。

あくまでも、ほんの少しだけ捻ることを繰り返す。

会話というものはメリハリなので、最初から最後までずっとユーモアをぶっ込んでいくとお互い疲れてしまうもの。重要なのは、緊張と緩和。

それに、ずっとふざけたトークをしている奴とか全く信用できないからな。

人間的な魅力というのは、深い話も出来てこそ。

基本は堅物と思われているぐらいでちょうどいい。ハードルも下がるし。

堅物がちょいちょいユーモアを挟むことで、いい感じに緊張の緩和になる。

まぁ、気心の知れた友人同士の丁々発止のユーモア合戦も好きだけどね。

特に男同士においては、いかに面白いかというのがその人の存在価値になったりもするので。

メチャクチャ面白いというだけで、一目を置いてもらえる。

さんまが言うように、最も笑いが重視される現場は、まさに戦場ですからね。

泣き言をいう暇があったら、少しでも面白くなれ。