寝ても覚めても

何かに強い執着を示すほど、人は異常と思われる。特定のものが好きならオタク、人の場合は最悪ストーカーになってしまう。

だけど私は思うんだ。寝ても覚めても好きなものがあるのって幸福なんだろうなって。自分はそういうの全くないからさ。

ドラえもんバガボンドミスチルYUKI村上春樹任天堂のゲームなど、私が昔から大好きなものってそりゃいくつもあるけどさ、別に寝ても覚めてもそのことを考えている訳じゃないし、毎日それにふれる訳じゃないし、新作の発売日を指折り数えたりすることもない。あると嬉しい、ないと悲しい、そういうレベル。晩ご飯の好きなおかずレベル。

寝ても覚めても忘れられないのは、若菜さんだけですね。あの人だけは本当に、生まれて初めてと最初で最後の一世一代だから。寝ても覚めても後にも先にも、そういった類いの女の子なので。

むしろ若菜さんには会えなくて良かったと思う。マジで最悪ストーカーになる。すでに何回か会社の近辺をうろついてるし。もうダメ。

でもさ、そういう寝ても覚めても大好きなものがあるからこそ人生に意味が出来るし、張り合いが生まれる訳じゃん。

もっと何かを好きになりたい、もっと人を好きになりたい。

好きなことが沢山あるほど、人生をもっと楽しめる。

ああ、寝ても覚めても・・・。