今日、一人の旧友が音楽活動を辞めたのを知った。
知ったというか、SNSのアカウントが消えていたし、ユーチューブの動画も削除されていたので、辞めたのを察した。
俺、あいつにアコースティックギターをあげたんだぜ、10年以上前。プロを目指すっていうからさ。俺の夢を叶えてほしかった。俺だって音楽に魅せられてアコギ買ったんだぜ。才能ゼロでしたけど。
夢の終わり、所詮はこんなもんか。年も年だしな。同い年だし。
俺はジャンルを問わず、自己表現している人が好きで、だからそいつも応援してた。
でも終わったんだな。俺のアコギも捨てられたんかな。切ないね。
世の中、成功するのは一握り。あとの有象無象はいつか夢をあきらめて消えていく。
消えていっても、人生は続くんやで。
世知辛いなぁ。
でも何一つチャレンジしなかった俺よりは凄い。
本気で夢、叶えようとしてたんだもんな。
俺には憧れる夢すらなかったわ。
凡人にとって、夢はいつまでも夢のまま。
叶わぬ夢の虚しさよ。