365日毎日違う人が俺の家を訪ねてきて、2時間くらい話をしたい

俺の定義でいえば今年で35の俺は、オッサンデビューすることになる。

いつの間にか俺がお年玉をあげる年齢になっていたんですね。

ほんと俺は子供となんの話をするんだろう。

ちゃんと勉強をするんだぞなんて、どの口が言うんだ。

でも人生の先輩として言えるたった一つのことは「勉強を死ぬほどしないとあとで絶対に後悔することになる」だけでしょ。

あとはやはり学校周りの雑談。

相手がどんなに若くても自分語りは苦手だ。

自分語りって殆ど自慢話でしょ。

俺に自慢することなんて一つもないよ。

不幸自慢なら山ほどあるが。

絶対に俺から話をして俺が一人で会話を盛り上げなきゃいけない時も来るんだよな。

俺も十分に大人ですからね。

俺がふつうに働いていたらべつにいいんだけど。

無職が何を言ってもお前が言うなですもんね。

障害者手帳2級の意味もどれだけ解ってくれるか。

なんでこんなに孤独なのに子供と会話をする心配をしているんだろう。

俺の聞き上手が若い奴にどれだけ通用するか試したい気持ちもある。

年寄りにはモテモテですから。

人が喋りたいと思う気持ちは、若くても年老いても同じ。

俺のコミュニケーション理論が若い奴に通用しない訳がない。

試したい。

俺って犬は4歳の男の子で、猫は14歳の女の子だと思っているんだけど。

4歳は質問をしたら5個以上答えが返ってきそう。

14歳は二言三言返ってくればマシな方。

難しいコミュニケーションもやってみたい。

俺って本当は人が好きだから。

同じだけ嫌いだけど。

難しいんだよなぁ。

人間関係で散々嫌な目に遭ったし。

とはいえ孤独ほど辛いものもない。

俺の現実はいつ変わるのだろうか。

365日毎日違う人が俺の家を訪ねてきて、2時間くらい話をしたい。

人に飢えている。

彼女がほしいなぁ。

どうしても会いたいって言って許されるのは彼女だけでしょ。

友だちとは違う。

俺にとって特別な人がほしい。

抱きしめてくれる人がほしい。

星に願ってもいいですか。

今宵の月に祈ってもいいですか。