人が人に最終的に求めるものって、やさしさだと思う。
天真爛漫で明るくて元気いっぱいで感情表現が豊かでよく懐く子でも。
やさしくなかったら嫌じゃない?
なでしこがやさしくなかったら嫌でしょう。
人は人にやさしさを求める。
だって、やさしくない人の方が遥かに多いから。
もちろん、やさしさにもレベルはある訳ですが。
下はゴミ箱にゴミを捨てることから始まって、最終的には金子みすゞみたいな感性の話にまで発展していく訳ですが。
金子みすゞは心を教えてくれる人だから、やさしいとかそういう次元の話じゃないんだよね。
最終的には感性の話になる。
道端の花が摘まれました。
心が痛いです。
それは、やさしさなのか?
もう、哲学なんだよな。
やさしさとは何。
やさしさとは何かを考えている人は、その時点でもうやさしい。
自分の子供にたった一つだけ才能を与えられるとしたら、俺は迷わずやさしさを選ぶ。
東大に行けるような学力があっても、やさしくない子供だったら嫌でしょう。
俺は嫌だな。
バカでもやさしい子の方がいい。
やさしさは哲学だから、金子みすゞの詩集を読んで、心とはこういうことかって思うけど。
それは、答えではないと思う。
何がやさしいのかを考え続けること。
感性を研ぎすますのではなく、やわらかくしておくこと。
繊細な感性が傷つくことのないように。
強さ。
強いものは硬いものというルールはない。
強いものがやわらかくてもいい。
やさしく、つよく、おもしろく。
よくできているなぁ。
俺はやさしくで終わらせるつもりだった。
やさしくあるためには強さも必要だと気がついた。
そして、おもしろさ。
金子みすゞの詩にはユーモアがある。
そうか、ぜんぶ繋がっているのか。
一流の人たちが考えることって同じなんだね。
深い。