俺がこの世で最も嫌いなことの一つ、ネタバレ。
もう、黙れって感じ。
二度と喋るなって感じ。
FF10はネタバレされた状態でプレイしました。
こっちは喋るなって言っているのに、向こうはプレイしてすぐの興奮状態だから俺の話なんて全く聞かない訳。
俺はエアリスが死ぬのも知っている状態でプレイしたからね。
もしエアリスが死ぬのを知らないほど若い人が読んでいたら、すみません。
俺らの世代では常識なので。
今、リメイクがでていますもんね。
これからですもんね。
そうだよね。
全世代向けに記事を書くのは不可能なので、すみません。
犯人はヤスみたいなもんです。
もはやネタバレですらない、常識という感覚。
ネタバレはやめようよ。
知っている状態で楽しむのは2周目でしょう。
アニメは2周目の方が楽しいくらいだね。
落ち着いて見られるから。
初見ってけっこう興奮状態だから、細かいところまで観察できていない。
これにはこういう意味があるのか。
なるほどなぁ。
これが2周目の楽しみです。
ネタバレは2周目の楽しみもぶち壊す訳です。
通常のパターン。何も知らない→気づく。
ネタバレのパターン。知っている→知っている。
これなんて最高のネタバレですよ。
つまり(糸井重里の口癖)探してしまう訳ですよ、泣けるポイントを。
何がどうなって泣けるのだろう。
序盤?中盤?終盤?
ああ、もうラスボスを倒した……まだ何か続きがあるの?
ああ、エンディングだ……あれ?
俺、泣けなかった。
こうなる可能性がある訳です。
つまり、ゲームを泣けるゲームとして最初からプレイするので泣けなきゃ嘘でしょと思ってしまう。
ゲームで一番大事なのが泣くことになってしまう。
「僕たちの冒険が始まる」二秒で考えたコピーですけど、こういうのでいいじゃないですか。
ダメなの?
泣けなきゃダメなの?
泣けなきゃ名作にはなれないの?
俺は凄く疑問だ。
糸井重里がこのコピーにオッケーをだしたということは、泣けるゲームであると認めていることになる。
「僕たちの冒険が始まる」は泣けても泣けなくてもいいけど。
エンディングまで、泣くんじゃない。は泣かないと成立しない。
あれ?泣けない?俺の感性が間違っているのかな?って思ってしまう。
俺は泣けないと思う。
絶対に泣けますよと言われて泣くような感性じゃないから。
いや、泣くかも。
古いゲームだから逆に泣くかも。
テレビゲーム黎明期、そのシンプルすぎる演出とセリフで泣くかも知れない。
俺、あれだけおもしろい泣けると煽られた鬼滅の刃の映画が1ミリも泣けなかったからさ。
最初から最後まで真顔。
MOTHERも最初から最後まで真顔だったらどうしよう。
泣くってなんだろうとか考えだすと、また哲学になるんだけどさ。
誰かが死ぬとかそういう安易なものだけはやめてほしい。
エースが死んだのだって物語の都合上死んだ訳じゃん。
本当はあそこで死ななくてもよかった。
もう嫌なんだよ、作者の都合で死ぬキャラって。
悟空も作者の都合で死にましたけどね。
巻頭の作者の欄でここで死ぬのが一番いいと思ったみたいなことを書いていたけど。
凄いネタバレだ。
小さな子供が昨日までできなかったことが今日できるようになるって、凄く泣けると思うんですけど、そういう明るい話になりませんかね?
そんなやさしい世界はゲームとして成立しませんか?
とにかく毎日10分でもいいからMOTHERをプレイしよう。
MOTHERが新しい何かを俺に教えてくれるだろう。