コミュニケーション理論の話。
俺とは違う二人が話していて、「コケムラさんは~についてはどうですか?」と訊かれた時。
場合によって俺はそれとは少し違う話をする。
こんなもんでいいかと話し終える。
するとまた同じように「コケムラさんは~についてはどうですか?」と訊かれる。
頭悪いなこいつーって感じ。
直接の質問には答えられないから、似たような話をしているのに。
自分の質問を無視されたと思ったの?
相手が質問とは違う話をし始めたら、何か理由があるかも知れないって考えない?
あの時はびっくりしたなぁ。
一通り話し終えたあとに全く同じ質問をしてくるんだもん。
はぁ?
全く意味が解らない。
そいつとは後々揉めて口も利かなくなるんだけど、さもありなんって感じ。
そういうバカって「その質問に答えるのは難しいです」って最初から最後まで説明してやんないと解らないのかな。
仮に答えられたとしても、少し違う話をしたいから質問とはべつの答え方をしたのかも知れないし。
そうきたらそれに合わせるのが大人だろう。
世の中トンチンカンな答え方をする奴なんていくらでもいるからね。
それに合わせる。
この場合は俺が合わせれば済む話なんだと思えば合わせる。
聞き上手ってのは相手の話に合わせるのが上手い人ともいえる。
相手のリズムに合わせる。
でもさぁ、同じ質問をする奴ってバカすぎない?
今後もバカといえば同じ質問をした奴って一生ネタにさせてもらうけど。
対談とかも、それって話が噛み合っているの?って思うけどさ。
それでも話は流れていくじゃん。
先ほどのはお答えになっていないと思うので、改めてお訊きしたいのですが……なんて絶対にないでしょう。
絶対に、絶対に、絶対にない。
一流のキャッチャーはどんなボールを投げられても、絶対にキャッチする。
そしてどんな体勢からでも相手がキャッチしやすいように投げ返す。
世の中、これくらいがんばらないとキャッチボールが成立しないバカばっかりでしょう。
同じ質問をされてどう返したのか忘れたけど、質問に答えていないのは確か。
だって答えられないから。
べつにバカには「その質問には答えられません」って言ってもいいけどさ、人間関係がぶち壊しになるじゃないですか。
難しいなぁ。
なんて難しいんだ。
質問に答えられない時の正しい答え方って存在するの?
俺はその質問に近い話をするのがやさしさだと思ったけど。