海の向こうで戦争が始まる

今日のダーリンが戦争のことを書いている。

ロシアが戦争を始めたとまでは書いていない。

戦争という言葉を使わずに書くのかなと思ったら、ハッキリと使ってきた。

曖昧な書き方はしなかった。

毎日エッセイを書くということは、書きたくない日も書かなくちゃいけない。

9月11日の時も、3月11日の時も、何かを書いたんだろう。

3月12日の新聞の詩が今でもぼんやりと記憶の中に残っている。

俺はべつに何が起きても最悪一行だけ書けばいいけど。

今日のダーリンはそういう訳にはいかない。

「何が起きてもその時のことを正直に書く」これは難しいことです。

俺は難しくないけど、今日のダーリンと俺とでは読んでいる人の数が違いすぎるから。

なるべく嫌な思いをする人がいないように悲しいことを書くというのは難しいことです。

3月11日の午前中に今日のダーリンを読んで、いい一日になりそうだと思っていた人がたくさんいるだろう。

まさか自分が3月12日から今日のダーリンが読めないような状況に追い込まれるなんて思いもしなかった人がたくさんいるだろう。

海の向こうで戦争が始まる。

それがどういう意味であるか。

戦争に負けるということがどういう意味であるか。

日本は戦争を始めたこともあるし、負けたこともある。

俺のブログはいつも、(戦後の)日本に生まれてよかったで終わるけど。

本当にそうなんだから仕方ない。