胸に咲く青い花

俵万智の話。

かぜのてのひら。

花言葉「さびしい」という青い花一輪胸に咲かせて眠る。

俵万智って、私は恋人を切らせたことがないのって短歌ばかりなのに。

なんでこういう短歌を詠むんだろう。

愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人とか。

どうでもいいけど、俺は寂しい(さびしい)という言葉は使いません。

淋しい(さみしい)という言葉を使うルールになっています。

さびしいが花言葉青い花って実在するんですかね。

花言葉って花の数だけあるからな。

国によっても違うだろうし。

さびしいが花言葉青い花もどこかにはあるのかも知れません。

花言葉って誰が決めたんだろうね。

花言葉って何?

花に意味を与えるってどういう感覚なんだろう。

花を見た時に抱く感情って人それぞれではないですか。

俵万智青い花にさびしいという花言葉を与えた。

男を切らしたことのない俵万智にも、さびしいと思って眠る夜もある。

俵万智が胸に青い花を咲かせる夜は、男がいないからなのか、男がいらないからなのか。

誰もいない夜。

胸に咲く青い花だけが彼女の心を知っている。