俵万智の『かぜのてのひら』を読了。
「もし」という言葉のうつろ人生はあなたに一度わたしに一度。
サラダ記念日と一緒で、最後は物悲しい短歌で終わりますね。
結局、かぜのてのひらがどの短歌なのか解らなかった。
もう一個ついでなので書きますね。
選択をするなら誰にも憎まれぬ国より一人に愛される国。
ふつう、選択をするなら誰にも憎まれぬ人より一人に愛される人じゃないですか。
いや、国なんだと思って。
国?
国なら誰にも憎まれぬ国の方がいいでしょう。
国だよ?
人口がどれだけいるのか知らんけど。
しかも一国に愛されるんじゃなくて、一人に愛される国だからね。
スケール感が違いすぎる。
俺は正直、この短歌を読んで俵万智はまだ若いなと思った。
好かれることより憎まれないことの方が大事だ。
中立な存在でいることの方が大事。
仲間(のようなもの)がたくさんいる方が有利だ。
今はロシアとウクライナが戦争をしているし。
国というものにリアリティがあり過ぎる。
10人くらいしかいない妖精の国ならべつに一人に好かれる方を選択してもいいんですけどね。
人生はあなたに一度わたしに一度でしょう。
俺は常に安全な道を選ぶ。
人生に「もし」はない。