俵万智の話。
チョコレート革命。
「好き」よりも「嫌い」で語る男なり時計が嫌い写真が嫌い。
有名なセリフがありますね。
「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ」って奴。
人は嫌いなものを語る時、絶対に不機嫌そうな顔をするんですよ。
嫌いなものをニコニコ笑顔で語れますか。
感情と表情は連動しているんですよ。
時計が嫌いな理由を語る時、その男は不機嫌そうになっている。
写真が嫌いな理由を語る時、その男は不機嫌そうになっている。
何か嫌なことがあって不機嫌そうになった訳じゃない。
嫌いなものの話をするから自動的に不機嫌そうな顔をする。
それ、見たくないでしょ。
万智ちゃん見たくないでしょ。
逆に好きなものの話をしている時はどうですか。
ペットが好きな人は可愛い我が子のように二ッコニコで話すでしょう。
嫌いなものより好きなものの話をした方がいい。
地雷は表情で回避する。
何を言っているかよりも、どういう表情をしているかを見ておく。
表情がすべてだなぁ。
人って嘘がつけないもん。
この人、さっきと表情が違う。
なんでだろう。
考える。
直前の会話にヒントがあるはず。
人間は感情の生き物だから、感情を隠すことはできない。
つまり、好きなもの、たのしいこと、うれしいことの方へ会話を誘導していけば、相手は必ず笑顔になってくれる。
なんかコミュニケーション理論の話になってしまった。
俵万智がこの短歌を詠んだということは、けっこう不快な思いをしたからだと思う。
たのしくない会話だったと思う。
より快な方向へ向かって進んでいく。
より晴れている方へ。
より光がまぶしい方へ。
穏やかな大地へと向かって。