夜の果て

俵万智の『チョコレート革命』を読了。

「今」だけをたずさえて行く夜の果てにブランクーシの鳥が羽ばたく。

ブランクーシって地名かと思ったら人の名前なんですね。

空間の鳥という芸術作品があるようです。

俺はアートはさっぱり解らなくて。

何がよくて何が悪いのかさっぱり解らん。

空間の鳥もネットで調べたけど、何がなにやら……。

俵万智の短歌はよくある奴で、そんなに特別なものじゃない。

このアートが実際に動いたらおもしろいだろうなって誰しも思ったことがあるだろう。

ブランクーシはいいけど、万智ちゃんの不倫はどうなったの。

俺はあとがきと解説は読まない人間なので、そこで何が語られているのかは知りません。

この短歌はこういう意味ですとか、この短歌が好きです、あるいは納得がいっていませんとか、そういうのは知りたくない。

不倫がどう決着したのかが書いてあるのかも知れないけど、読みません。

決着は短歌で知りたかったです。

夜の果てに何が待っていたのか。

彼女は知っているのでしょう。

今。

夜明けを飛ぶ。