月まで行って拾ってきたよ

俵万智の『プーさんの鼻』を読了。

リセットのできぬ命をはぐくめば確かに我は地球を愛す。

いつも読了した時に選ぶ短歌は最後の短歌です。

もう一個好きな短歌。

着ぶくれて石拾う子よ人類は月まで行って拾ってきたよ。

なんか泣ける。

最後の短歌の隣の短歌です。

地球と月の対比にもなっているでしょう。

最後の短歌より月の短歌の方が好きだな。

地球の方はストレートに母の愛すぎて特に感想が思い浮かばない。

月の短歌はいいですねぇ。

着ぶくれて石を拾う我が子を宇宙飛行士と重ね合わせるのが凄い。

子供の頃に石をひろう、大人になって石を思い浮かべる、一度も月をイメージしたことはないな。

さすがプロ。

これがプロ。