俵万智の話。
オレがマリオ。
「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ。
タイトルにもなっている、オレがマリオですね。
そんなにいい短歌ですかねぇ。
意味もよく解らないし。
さわれなくとふれなくで意味も変わってくるし。
ルビをふってくれよ。
触れなく(さわれなく)か?
触れなく(ふれなく)か?
触れなく(さわれなく)で話を進める。
触れなく(ふれなく)の場合は島にはもっとおもしろくてたのしい遊びがあるということ。
ゲーム機に触れなくなったのは3月11日のことがあって避難したから。
最低限の物だけ持って避難したのだろう。
娯楽というものは一番後回しだから。
問題は「オレが今マリオなんだよ」というセリフ。
危機的状況を表現しているのか。
子供の考えることは大人には解らんでなぁ。
俵万智がこれをタイトルに選んだからには何かしらぴんとくるものがあったはず。
あれ?
全然ぴんとこない。
チョコレート革命やプーさんの鼻はまだ理解できた。
オレがマリオ……?
ごっこ遊びか?
マリオがプレイできないならオレ自身がマリオとなって遊ぶ。
そういうことか?
たぶんそうとしか解釈できない。
どんな状況にあっても子供は遊びを見つける。
大きな地震があっても。
どんなに酷い戦争があっても。