俺って自己肯定感マックスだと思っていたけど。
思っていたより低いのかな。
でも俺の自己肯定感が低かったらとっくに自殺していると思う。
死ぬでもなくのうのうと生きている。
そもそも自己肯定感ってなんなんだ?
他人から高評価を受けなくても自分を肯定する力?
15点だとしても正しいと思えること?
だって頭脳も容姿も俺が決めたことじゃないじゃん。
それは一生で一度の人生ガチャだから。
ハズレを引いても俺のせいじゃないじゃん。
そう心の底から思える。
だからどんな自分でも許す、認める、肯定する。
これが自己肯定感。
あれ?
やっぱり俺って自己肯定感が高いじゃん。
基本的にダメで上手くいかないことは全部運が悪いせいにしているから。
何かが人より秀でているから自己肯定感が高い訳じゃない。
それとこれとは関係ない。
仕事をバリバリやっていて、それで自己肯定感が高かった奴は。
病気で働けなくなったら自己肯定感が下がるの?
自己肯定感が高いのは人として大前提でしょう。
どんな自分でもいい。
どんな自分でも許す。
それでええんやでの精神。
何が悪いことがある。
人生とは運命という海を漂い続けるだけ。
特に意味はない。
意味がないから意味がある。
不思議でしょう?
すべてのものには等しく意味がないから。
すべてのものには等しく意味がある。
道端に転がっている石をひろってみる。
この石はなんのためにここにあるのだろう。
自分という人間はなんのためにここにいるのだろう。
同じなんだ。
特に意味はない。
石はたまたまそこにあった。
俺はたまたまここにいる。
たまたまなんだ。
意味を深く考えてはいけない。
考えても理由は見つからないから。
何も考えずに生きる。
道端の石が全力で石であるように。
俺たちもまた全力で人間なのだ。