とあるオタクの話

一時期アニオタがクレーンゲームにハマっていて、それを横で見ていたけど。

ジャブジャブ小銭が消えていくのを見て恐怖を感じた。

しかも、特別に景品がほしい訳でもなく、純粋にクレーンゲームをたのしんでいた。

正確にクレーンを動かし、景品をゲットする、それがたのしかった(たぶん)

金銭感覚が常人とは違うのだろう。

アニオタは稼いだ金を全部オタク関係のものに費やす奴だから、めずらしいこともあるもんだと思った。

俺があいつをブログでアニオタと呼ぶほどのアニメオタクなのだが、全部の金がアニメを中心に消えていく。

それでいて、しまっちゃうおじさん。

使う用と保存用を買う。

しかも驚くべきはマンガを買う時に、表紙の発色が最もいいものを選ぶのである。

そんなことは人生で一度も考えたことなどない。

ひたすらマンガを取り上げては吟味する。

もはや意味不明である。

そして厳選された作品を、改めて家で吟味する。

どれをしまっちゃうか決めるのである。

2時間くらい吟味する時もあるとか言っていたかな……。

厳選に厳選を重ねた作品は押し入れの中に封印され、二度と日の目を見ることはないのであった……。

オタクの中でもかなり頭のおかしいオタクだと思う。

アニメがメインなのに、割りとどうでもいいマンガでさえ厳選する。

これはべつにそんなに好きじゃないんだって言ってた。

それをそんなに時間をかけて厳選するかね?

オタクって意味不明だわ。