精神の地下99階

中田のYouTube大学も。

100分de名著も。

小説も。

ゲームも。

音楽も。

みんな同じレベルで疲れる。

中田のYouTube大学と100分de名著は、半分お勉強だから疲れるにしても。

娯楽である小説やゲームや音楽も、同じように疲れるって、どういうことなんですかね?

俺にできるのは、テレビと動画を見ることだけ。

そしてその見るものは、ごくごく限定されたものだけ。

この生活は苦しいよ。

基本的に、俺の人生は苦しいことしかない。

リアルに手がふるえる。

会いたくてふるえている訳ではないです。

これより下はないと思っても、まだまだ落ちれるもんね。

精神の地下99階。

真っ暗闇。

太陽の光が届く訳がなく。

電気も通らない。

マッチでロウソクに火をつけてみる。

暗すぎて、ほとんど意味がない。

ほとんど意味がない人生。

なんの意味もないとはいわない。

俺に助けられた人もいるだろう。

特に感謝の言葉はなかったが。

疲れたって、何百回言うんだろう。

もう、泣きたい。

許されたい。

許しとは、死。

許されるとは、すべてが終わるということだ。

精神の地下99階で、膝を抱えている男を世界の誰も知らない。

もういっそ、ロウソクの火も消そう。

あって、なくても、同じだ。

ふーっ。

闇。

精神の地下99階まで、俺を助けに来てくれる人はいない。

でも、誰かを待っている気がする。

誰かを待っていた気がする。

過去形なのか。

なんの音もしない。

俺の心臓が止まっても、それがなんだというのだろう。

精神の地下99階。

「もう、ダメだ」

そう呟いてみる。

それを聞いてくれる人は、ただの一人もいない。

闇の深淵が、ぽっかりと口を開けている。

精神はいつでもギリギリの綱渡り。

地上の世界はにぎやかだ。

世界は、わたしを忘れたの。