それが武士というものだ

久々に「話なんね」って言ったわ。

親父の口癖。

あと、「段取り」ね。

合理的で論理的なところは似ている。

その割りに俺は、理系の科目がとても苦手なのですが。

この流れで、鎌倉殿の13人の話に入る。

面倒な人間関係の話が延々と続いていくだけなんだけど、なんでこんなにおもしろいんだろう。

そして、合理的で非情な主人公にだんだんと視聴者は感情移入できなくなっていく。

おもしろいね。

ふつう、逆なんですけどね。

最初から好きな主人公なんていない。

大好きな役者でなければ。

だんだんと好きになっていく。

しかし、この大河はだんだん嫌いになっていく。

まぁ、俺は合理的で非情な人間なんで、そんなに主人公のことは嫌いじゃないよ。

すべては、丸く収まるかどうかなんだよ。

円を描くために角を潰す。

きれいな円にするためには仕方ない。

今回は、生き残ってはいけない子供を消すくだりもあったし。

あの非情な忍者みたいなじーさんも、子供に好かれると情が移るんだな。

お前が斬れないなら俺が斬るとばかりに主人公が刀に手をかけたところで、弟子が連れて行った(消すために)

子供を消せなかった息子に、(時には子供を消すことすらやるのが)それが武士というものだと平手打ちして言い放つ主人公。

だいぶ、感情移入できない人が多いんじゃない。

俺は絶対正論マンなので解る。

まぁ、さすがの俺も人間関係でもう正論のゴリ押しはしないよ。

どんなに、自分が正しいと思っても。

だから、フィクションで正しいことをやってくれると納得できるのかな。

合理的で論理的。

人生に正解はないけれど。

限りなく解に近い何かを、どこまでも追い求めるのです。