聞きますから、聞いてください

YouTube大学と、フェルミ大学で、同じ本でも要約の仕方が違っておもしろい。

俺がいつも書いている朝ドラの要約も、人によって全然違うだろう。

コミュ力アップ系の動画で、自分の話は15秒で話して相手にふれって言ってるけど。

15秒って、マジすか!?

相手も本を読んでて15秒で返されたら、どうなるの?

超高速ラリーにならない?

そもそも、聞き上手になるのは会話の基本なんだよな。

俺は、たのしい会話がしたい。

相手にたくさん質問をして、たくさん喋ってもらうけど、俺もたくさん喋りたいじゃん。

仕事じゃあるまいし。

仕事は聞き上手に徹するのが正解だろうが。

日常的な雑談では、15秒以上話したい。

だから俺はいつも、会話はターン制だと言っている。

相手が喋る、それと同じくらい自分も話す。

必ず最後は質問してターンを終える。

お喋りお化けみたいなキチガイは、ターンという概念がない。

ずーーーーーっと自分のターン。

こちらに対する質問は皆無。

俺が質問を挟むから、あいつの話が終わらない。

俺が話し始めても、すぐに会話泥棒される。

俺にターンが一切回ってこない。

奴の話を12時間も聞くという拷問。

実話ですよ。

世の中で一方的に12時間も話を聞かされた人って、この世に存在するのかな。

一方、アニオタとは24時間近く会話をしている。

これは、たのしかった。

ちゃんと「会話」だから。

お喋りお化けは、ピッチャー。

アニオタは、キャッチボール。

会話のキャッチボールが成立しない奴は漏れなくコミュ障。

お喋りお化けは喋りすぎるコミュ障。

会話が成立しない。

ほんと、壁に向かって話してろよって感じ。

もちろん、奴が12時間も話せたのは俺がメチャクチャ聞き上手だからだけど。

不思議なもんで、アニオタとはおたがい同じだけ喋って同じだけ聞くんだわ。

阿吽の呼吸で話せる。

質問もバンバンしてくるし。

何より俺の話に興味を持って聞いてくれる。

こんな彼女がほしいわ。

聞きますから、聞いてください。