無題

病気の話。

通院日。

薬が限度一杯になったので、あとはひたすら精神論の話になる。

横になるしかないから鬱だってのに。

俺がバカな話ばっかり書いてるから、なんだお前ふつーじゃんって思う人もいるかも知れないけど。

ふつーじゃないのよ。

俺が、いかに死と隣り合わせに生きているのか、少しは理解してほしい。

今日は7度の缶チューハイを2缶飲んで死にかけた。

死ぬ時は、急性アルコール中毒でもいいかなと思ったけど、やっぱつれーわ。

簡単に死ねる方法なんてない。

真冬にキャンプして、眠るように死ぬのもいいけど。

絶対に文字通り死ぬほど寒いでしょ。

だから、死ぬ訳で。

楽に死ねる訳がねーのさ。

逆に言えば、人間はそれだけ強い。

生き物は強い。

どんな時も生きようとするから。

俺という精神が死のうとしても、体は最後の最後まで生きようとする。

医者が信じるものはあるかって、宗教の話をしていたけど。

人間は弱いから、何か凄いものにすがりつかなきゃ生きていけない。

いや、俺は有神論者ですよ。

こんな、宇宙や、地球や、人間が自然にできる訳ないからね。

科学っていうのは宗教なんだよ。

科学教。

何を信じて生きているのか。

有神論者だから、生きていけるかというと、そんな単純な話でもない。

俺は、自分の人生について1ミリも納得していない。

世界の果ての塵一つさえお忘れになったことのない神が、俺だけは見捨てたのか?

「これくらいで済んでよかった」ありがとうございますという考え方もある。

これくらいで済んでよかった……のか?

「これくらい」に、100リットルの涙を流した事実が詰め込まれてる。

泣いても泣いても、どうにもならず。

泣いても泣いても、明日は見えず。

もう、泣いても……。