じっと手を見ている時間などない

舞いあがれ!の話。

ヒロインは兄貴に、玉に合格と書いた手作りのけん玉を残し、五島へ旅立つ。

ばーさん(ヒロインから見て祖母、母親から見て母)と母親は十数年ぶりに再会する。

実は母親は親父と駆け落ちしており、二度と戻らないと言って家を飛び出したのであった。

密かに親父は年賀状を送り続け、家族の様子は伝わっていた。

部屋いっぱいの賞状、母親はなんでもできる女の子だったとヒロインに言う。

つづく。

だから、あらすじを書くの難しいって。

もちろん、ここがポイントだよっていう部分は解るんだけど。

はえー。

これ、毎回やるの?

それを自分に課したんだから、しゃーない。

全部を書けば長くなり、要約しすぎると短くなる。

要約は文章を書く練習でもあり、喋る時の練習にもなってそうですね。

兄貴の頭のよさは、母親から受け継いだらしい。

でも、金がないって言ってるのに、中学受験させるんかい?

母親が頭パンクするほど働いているのに。

親父は母親の分まで自分が働くって言っているけど、今度は親父が頭パーンなるで。

働けど、働けど、我が暮らし楽にならざり……。

じっと手を見ている時間などない。

働いて。

働いて。

人生の意味など考える暇もない。

そうやって人生の時間とは消費されていく。

いいも、悪いも、ない。