恋愛という幻想

ここ2年、恋愛とかいう嘘八百の感情に振り回されて、本気でうんざりした。

子供の頃に描いた、綺麗な未来予想図は・・・見事に破れ去ったとさ。

人間なんて、90%は本能に支配されてるからね。

「自分達は、他の動物とは違う。崇高な生命体だ」とか、うっせーから。

完全に本能のまま生きられない人間は、寧ろ憐れで仕方ない。

高度な思考能力ってのは、何の呪いですか。

・・・。

まだ、心残りが1つ、いや2つ・・・やっぱり1つか?

・・・。

別にね、「お前なんか、大っ嫌いなんだよ!!」って言って、思いっきり引っ叩いてくれても、いい。

寧ろ、その方が楽。

嫌いなら嫌いで、ニコニコ対応しなくていいから。

もし、逆なら――――

何度も言わせんな、私は面倒な事が大嫌いだ。

・・・。

シンプルに生きる。

しがらみを脱し、かなしみを脱し、くるしみを脱し。

余計な物は、何もかも捨てていく。

最後にはただ、真っ直ぐに伸びる新芽だけが残る。