嫉妬

顔を見たいし話したいし触りたい。それが無理でもとりあえず近くにいたい。この前、顔が絶妙に見えない位置でちょっと遠くにいるのが解って、それを眺めながら何とも言えない気持ちになった。たまらなく愛おしさが込み上げてくる。俺っていつの間にマコのことこんなに好きになったの?

・・・。

なに久々にふっつーに恋愛してんだよ。これじゃまるで俺が「普通の人間」みたいじゃん(爆)

いやまぁ、俺は本来、普通に生きたかったけど普通じゃなかったから普通とは程遠い人生なだけで、みんなと一緒の器用なカメレオンとして生きたかったですよ。誰が好き好んで周りの色に馴染まない出来損ないのカメレオンに生まれたかったってんだ。普通の路線を無難に生きてきたかったけど、今さら無理だしそもそも無理だし、無理無理に無理が通って道理が引っ込んでもなお無理なんで。

俺たぶん一番遠い宇宙から何かの間違いでやって来くる羽目になった魂なんで、誰一人として俺を理解できない。そういう孤独な人生なんで別にいい。

そういう孤独な人生なのにさ、何かたまに少し似たような女の子がいるんだよ。俺と同じだけの苦労をしてきたとは到底思わないけど、あんまり受け入れられてこなかったような気配を感じる。きっとマジョリティ側の人じゃなかったんだろうなって気がする。

小さなことが気がかりで、何度も繰り返し考える時は、だいたい恋愛が始まってんだよな。君は誰が好きなのか?君は俺が好きなのか?最近よく話してるその男は君にとってどういう存在なんだ?って何を普通に嫉妬してんだよ。ほんとどうしちゃったの最近の俺は。