イントロ

中田はざっくり褒めるな、具体的に褒めろって言うけど。

俺は逆だな。

具体的に褒められたくない。

ざっくり褒められたい。

詩が好きですって言われたら、もっと気に入られるために、詩ばかり書かないといけないじゃん。

俺は結果的に詩になるだけであって、詩を書こうとしている訳ではない。

ふつうに文章を書いているはずがいつの間にか詩になっている、頭のおかしい人間なので。

なんでも書きたいのよ。

なんでも書かせてよ。

朝は、ちむどんどんから入りたいのよ。

子供の頃に好きだったマンガ家が亡くなったら、昔の思い出を書かせてよ。

俺に特定の何かを期待しない方がいい。

自分だって何を言いだすか解らないからな。

呪いの言葉なんてそんなオチになるとは、書き出しの段階では1ミリも考えていない。

俺はアクセス0を何度も経験している。

俺に恐いものはない。

なんでも書く。

なんでもだ。

銃口を突き付けられても。

まだ、俺の雨ニモマケズは書けていない。

あれも、これも、まだ書けていない。

まだまだ、これからなんだよ。

16年なんて、単なるイントロにすぎない。

遠くの方でAメロが鳴っている。

まずは、そこを目指そう。

果てしなく長い道のりを、まだ歩き始めたばかり。